「スーチー氏来日〜カレン難民のおもい」
土曜早朝。前夜のゼミの会合とアフリカ祭りの余韻に浸って(笑)ウトウトとしていたら、大きめの揺れでびっくり、、、。本当にいつどこで何がおきるのか分からないから、非常食はやっぱり食べてしまわないでキープしておかなくちゃ〜。
土曜の朝は、週に一度のビルマ・タイ国境の難民キャンプへの電話の時間。コーディネーターのJさんのいつもの明るい声にホッとする。主人公D君の第三国定住への出発の時期が順調にいけば6月頃になる、とのこと。話しが落ち着いてから、スーチ氏来日に関して、自身も難民であるカレン人Jさんに意見を聞いてみた。
やはり、そうだよね・・・。
同じような質問を主人公D君や家族、学校にいったりしてキャンプに住む色々な人たちに撮影当初から問いかけているけれど、2008年以降も彼らの意見はブレない。難民当事者の語りには説得力がある。
まさか、大学入学当時は在学中にスーチー氏の来校、なんて思ってもいなかったこと、、、。色々思うことはあるのだけれど、執筆自己規制中です(泣笑)。でも自分の立ち位置に関しては、以前書いた「歓迎!…?」にさりげなく〜→http://chestpass.blog61.fc2.com/blog-entry-116.html
前作『OUR LIFE』を発表してから2年半。ビルマ国内情勢はかなり変化している、?ようですが、しかし、そんな中、未だ第三国定住行きを選ぶ難民たちは絶えない。彼らには当事者にしか見えない何かが見えているのでしょう・・・。

(映画「OUR LIFE」から。カレン革命60周年記念式典)
「争いや闘いがなぜ終わらないのか」
少数側、しかもリーダーたちや民主化活動家たちではなく、普通のどこにでもいるような子どもたちの何気ない日常生活からその要因が浮かび上がるのでないか、と思う。
スーチー氏の来日のせいか、映画に関するお問い合わせをいくつか頂いていますが、今は続編制作中です。前作ではカレン革命記念式典における亡命者のスピーチや留学し欧米教育をうけた教師たちによる授業内容、難民キャンプの市場経済流入、そしてそういったものに影響を受け変化していくカレン難民D君の生きざまを表現しましたが、2015年頃を目処に、現在撮影中の素材を足し再編集して「OUR LIFE(完全版)」完成させたいと思っています。
難民たちがキャンプを出て、新たな地で自立した生活ができるようになる日。そんな日まで。難民・紛争問題の根本にあるものは一体何なのか。宗教とか民族対立とか、そういった表面的なものではなく、普遍的な所を追って行きたいと思います。
政治問題に関しては、(なおさら他国の政治を)声高に批判しても全く意味がない、それどころが逆効果になる、と私は思っています。逆に「何も表現しない」というのも、ある意味効果的な表現法になるのではないか。「観察しながら無言で待つ。」という表現。でもよく考えてみたら、これって、なんでも一緒かもしれません。今回のスーチー氏来日に関する各メディアの報道体制・内容に注目していたいと思います。
15日の京大での講演会、質疑応答が楽しみです。どんな質問が出るでしょうか?そして講演会後は、「スーチー部屋」を訪れるらしいですが・・・。その日の午後は、その部屋の上の階の部屋でゼミ。今は研究助成申請期間で院生や研究員生たちは大忙し〜。申請書を書いているうちに、あっという間にまた暑い夏がやってくる〜
そんな気配のキャンパスです。
:::::::::::::
京大に今年から着任なされた中西嘉宏さんの著書。
「軍政ビルマの権力構造」(京都大学学術出版会)
http://www.kyoto-up.or.jp/book.php?isbn=9784876987870
そしてアジアプレスの吉田敏浩さんの写真集。
「ダイドー・ブガ:北ビルマ、カチン州の天地人原景」
http://www.amazon.co.jp/ダイドー・ブガ-北ビルマ、カチン州の天地人原景-吉田-敏浩/dp/4779117879
とても勉強になります。ビルマ国内入りまでに色々勉強しておかなくちゃ〜〜と思います。
土曜の朝は、週に一度のビルマ・タイ国境の難民キャンプへの電話の時間。コーディネーターのJさんのいつもの明るい声にホッとする。主人公D君の第三国定住への出発の時期が順調にいけば6月頃になる、とのこと。話しが落ち着いてから、スーチ氏来日に関して、自身も難民であるカレン人Jさんに意見を聞いてみた。
やはり、そうだよね・・・。
同じような質問を主人公D君や家族、学校にいったりしてキャンプに住む色々な人たちに撮影当初から問いかけているけれど、2008年以降も彼らの意見はブレない。難民当事者の語りには説得力がある。
まさか、大学入学当時は在学中にスーチー氏の来校、なんて思ってもいなかったこと、、、。色々思うことはあるのだけれど、執筆自己規制中です(泣笑)。でも自分の立ち位置に関しては、以前書いた「歓迎!…?」にさりげなく〜→http://chestpass.blog61.fc2.com/blog-entry-116.html
前作『OUR LIFE』を発表してから2年半。ビルマ国内情勢はかなり変化している、?ようですが、しかし、そんな中、未だ第三国定住行きを選ぶ難民たちは絶えない。彼らには当事者にしか見えない何かが見えているのでしょう・・・。

(映画「OUR LIFE」から。カレン革命60周年記念式典)
「争いや闘いがなぜ終わらないのか」
少数側、しかもリーダーたちや民主化活動家たちではなく、普通のどこにでもいるような子どもたちの何気ない日常生活からその要因が浮かび上がるのでないか、と思う。
スーチー氏の来日のせいか、映画に関するお問い合わせをいくつか頂いていますが、今は続編制作中です。前作ではカレン革命記念式典における亡命者のスピーチや留学し欧米教育をうけた教師たちによる授業内容、難民キャンプの市場経済流入、そしてそういったものに影響を受け変化していくカレン難民D君の生きざまを表現しましたが、2015年頃を目処に、現在撮影中の素材を足し再編集して「OUR LIFE(完全版)」完成させたいと思っています。
難民たちがキャンプを出て、新たな地で自立した生活ができるようになる日。そんな日まで。難民・紛争問題の根本にあるものは一体何なのか。宗教とか民族対立とか、そういった表面的なものではなく、普遍的な所を追って行きたいと思います。
政治問題に関しては、(なおさら他国の政治を)声高に批判しても全く意味がない、それどころが逆効果になる、と私は思っています。逆に「何も表現しない」というのも、ある意味効果的な表現法になるのではないか。「観察しながら無言で待つ。」という表現。でもよく考えてみたら、これって、なんでも一緒かもしれません。今回のスーチー氏来日に関する各メディアの報道体制・内容に注目していたいと思います。
15日の京大での講演会、質疑応答が楽しみです。どんな質問が出るでしょうか?そして講演会後は、「スーチー部屋」を訪れるらしいですが・・・。その日の午後は、その部屋の上の階の部屋でゼミ。今は研究助成申請期間で院生や研究員生たちは大忙し〜。申請書を書いているうちに、あっという間にまた暑い夏がやってくる〜
そんな気配のキャンパスです。
:::::::::::::
京大に今年から着任なされた中西嘉宏さんの著書。
「軍政ビルマの権力構造」(京都大学学術出版会)
http://www.kyoto-up.or.jp/book.php?isbn=9784876987870
そしてアジアプレスの吉田敏浩さんの写真集。
「ダイドー・ブガ:北ビルマ、カチン州の天地人原景」
http://www.amazon.co.jp/ダイドー・ブガ-北ビルマ、カチン州の天地人原景-吉田-敏浩/dp/4779117879
とても勉強になります。ビルマ国内入りまでに色々勉強しておかなくちゃ〜〜と思います。
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はじめまして。紀平と申します。
私は現在「映画ベース」という映画のサイトを開発しており、
是非、映画に関心のある方からの映画のレビューや、
サイトをご利用頂いてのご意見やご感想などを頂きたいと思っております。
「映画ベース」
http://kota.lolipop.jp/eigabase/
まだまだ未熟なサイトではありますが、
面白い映画を見つけられる、そして面白い映画を面白いと言えるサイトに
何としてもしていきたいですので、
どうかご協力頂けないでしょうか?
一度サイトにお越し頂き、
ご利用をご検討頂けますと幸いです。
どうぞよろしくお願い致します。
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// 映画ベース
// http://kota.lolipop.jp/eigabase/
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// 紀平 光太
// kihira@kota.lolipop.jp
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