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Yesterday Today Tomorrow〜昨日 今日 そして明日へ・・・

直井里予とその仲間たちが日々出会ったもの・ことを綴るブログ

きょうと!

映画祭初日、無事終えました。
http://amenic2011.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/211-b7c3.html

ご来場くださった皆さん、事務局の皆さん、司会のフィルム・ライブラリーの又川秀喜さん、そしてトークセッションして頂いたフォト・ジャーナリストの宇田有三さん、ありがとうございました!13日に司会をして頂く日本ビルマ救援センター代表の中尾恵子さんにも2年ぶりにお会いできて嬉しかったです。東京から駆けつけてくれた岩波書店の編集者Sさんのお陰で本の売上もまずまず。手作り映画祭の温かさに感謝です!最終日までどうぞよろしくお願いいたします。

朝から粉雪が舞っていた京都
山形とはまた違った風情。
お昼には雪もすっかりあがって
街を囲む山々は白くうっすらと包まれていた。
夜は月がくっきりと。
と、その月を眺めたのは、多分一次会を終えたとき。

その後2次会でむかった、京都の街のど真ん中にある
ヤポネシアン・カフェ・バー、八文字屋
Sさんに連れていって貰ったそのバーがあまりにも楽しくて、
その後のことが、今も現実なんだか夢の中なんだか、、、

本や写真集に囲まれたそのバーには、
ミュージシャンや役者さんなど、
色々な方々が集まっていて、
まさしく、「まじりあってる」場所だった。

そんな素敵なバーを切り盛りしているのは、
写真家の甲斐扶佐義氏。
甲斐さんにNIKONのカメラで写真をパチリと撮ってもらいながら、
カメラのレンズ越しの甲斐さんの眼を、
じっと見つめている自分に驚いた。

なんだか、頭がまだフラフラしていて、
うまく描写できないのですが、
映画祭&バー出会った全ての皆さんに感謝です!

映画祭は13日まで続きます。
冬のきょうと、満喫中です。
IMG_0747_convert_20110212083914.jpg

追伸:昨夜の着信気づかずにすみませんでした。。。
13日の映画祭打ち上げにはぜひ!!

映画祭 in タイ&京都

年明け、映画祭上映案内です。
お正月も休み無しで実行委員会の方々動いてくれています。
ありがとうございます!
取り急ぎ、ブログをリンクします。
「グローバリゼーションとひとの移動映画祭」(京都)
2011年 2月11-13日

写真展やトークなど企画が山盛りです!
京都映画祭 チラシ2_convert_20110103125636 京都映画祭 チラシ3_convert_20110103125658


そして1月13日からタイで開催される
Salaya International Documentary film festival
Poster_1Edit.jpg

映画祭前には、「日タイ映画道場」も開催されるようです。
2009年に山形で開催された「日中映画道場」のタイ版ですね。
『OUR LIFE』の編集でお世話になった秦岳志さんも
講師として来タイ。素晴らしい企画です!

大好きな街、京都とタイでの上映。
京都でのYTTの上映会は今回で7回目になります。
全てがとても心に残る上映会でした。
なんてったって、あたたかい心の方ばかり。(+お酒美味しい!)
頭の中は、京都で一杯のわたし。。。

追記:「サラヤ国際ドキュメンタリー映画祭」
会場地図&タイムスケジュールはこちら
1/16(日)15.00 『アンナの道』
1/17(月)15.00 『昨日 今日 そして明日へ・・・』

追記2:「グローバリゼーションとひとの移動映画祭@きょうと」
会場地図&タイムスケジュールはこちら
2/11 (金・祝)
『昨日、今日そして明日へ』①12:45~/ ②18:00~
『アンナの道』①14:40~/ ②19:40~
*トーク(Q&A)16:00-17:50

2/13(日)
『OUR LIFE』17:00~18:25
『PURE』18:45~19:30 (ココラット監督)
*トーク(対談、Q&A)19:40~20:50 
司会:中尾恵子氏(日本ビルマ救援センター代表)
ココラット監督+宇田有三氏(フォト・ジャーナリスト)+直井里予

夏休みの宿題

映画祭応募締め切り5日前。新作『OUR LIFE』、なんとか仕上がりました。整音やら細かい作業はまだこれからですが、集中力がもう途切れそうなので、この辺で作業を一旦切り上げて提出。

編集の仕上げ作業は、『阿賀の記憶』『チョコラ!』などの作品の編集を担当した秦岳志さんに手伝って頂きました。
「このシグロの編集室で、佐藤真さんと一緒に編集作業していたんですよ~。いつも飴なめながら・・・」

この部屋から生まれたんだ~佐藤さんの作品たち。素晴らしいスタッフたちに囲まれて、、、。佐藤さんの面影を感じながらの作業でした。秦さん、シグロの皆さん、お力添えありがとうございました。

これから宣伝・上映準備に入りますが、『OUR LIFE』のHP公開とプレスリリースなどは、9月1日の予定です。

そして今日から、新たなDeadlineへ向けて始動。前作『アンナの道~私からあなたへ・・・』の主人公アンナの人生を、今度は文字で綴っています。10月中旬、東京を皮切りに『アンナの道』の上映を始める予定なので、単行本の方も10月出版を目指しています。カウントダウンの再スタート。

でも今日は提出日明けの週末。猛暑だし~午前は本屋へ行って涼んで、午後はビアガーデンへ、、、ということで、明日から頑張ります!あっ、でも明日も猛暑のようなので、、、。

夏休みの宿題はいつも始業式の前夜から。夏休みは、早朝のラジオ体操からはじまり、子ども会のポートボールの練習、午後はプール、海、川と、朝から晩まで友達と遊びまわった。

結果、、、地獄の8月31日を迎えるのである。親に手伝って貰いながら半泣き状態での徹夜作業。

そんな小学校時代の夏をふと思い出す、今年の夏のはじまりです。
直井(東京)

完璧を目指す!?(オリンピック編 Part2)

昼休み、編集作業を中断し、バンコク滞在の日本人の友人とESPNの見れる大型TVが置いてあるホテルのロビーへ向った。着いてすぐにキム・ヨナが登場。間に合った!ロビーに日本人や韓国人の観光客が次々に集まってきた。

表彰式を見届け、すぐにスタジオに戻って、編集作業に取りかかる。キム・ヨナの完璧な演技に驚いた。

無心でリンクの上を滑り、国をあげての声援へのプレッシャーを乗り越えた。19歳ながらのすごい集中力。浅田真央のように、「色々考えながら、、、」滑っていては、必ずミスが出る。普段から24時間、集中力を高める努力をしていなければ、どの道でも一流にはなれない。観客も、結局選手のその集中力から湧き出る輝きに魅了される。あまりスポーツ界のことは詳しくないが、韓国では、きっと徹底したスポーツ選手育成がなされているのだろう。これは、スポーツ界に限ったことではない。キム・ヨナの演技を見終えて、昨年の釜山映画祭を思い出し気が引き締まり、スタジオへと足が向った。

昨年の今頃、「アンナの道」の釜山国際映画祭への出品のためにバンコク~東京での編集作業に入った。6月末には無事完成し、上映用のテープを送りホッとしたのは束の間。音に数カ所ノイズが入っている、と映画祭本部からクレームが来て、やり直し作業を要求された。その後も細かいアドバイスが携帯の方へ、何度も電話がかかってくる。ほんの1フレームのミスも許されない。日程的に無理、、と諦めかける私に、映画祭側は、ギリギリまで待つから再編集するように、と妥協を許さない。

結局、作業は上映日の一週間前まで続き、上映3日前にテープを送り、なんとかギリギリ10月10日のワールドプレミア上映に間に合った。編集作業は好きなはずなのに、、、最後のその仕上げ作業ではゲッソリ。スタジオ近くのビジネスホテルに閉じこもっての徹夜続きの地獄の作業が続いた。

映画祭側から助成金を貰っていたので、そのことに感謝しつつ、でも、もう二度と応募するもんか!と思いながらの日々だった。しかし、一度その場に足を踏み入れてしまうと、又行きたくなってしまう場所がプサンなのだ。

国をあげてのこの映画祭。予算額は99億5000万ウォン。記事
助成金も出してくれ、監督育成にも力を入れている。映画祭期間中は、プサンの街全体が映画祭で盛り上がる。海岸沿いの眺めのいい一流ホテルが用意され、移動にはホテルのフロントまで車が出迎え。毎晩、色々な会場でパーティーが開かれ、監督、配給会社などに交流の場を与えてくれる。



そして、何よりも、映画祭スタッフたちの厚い情にホロリと来てしまうのだ。映画祭会場では、それまでの厳しいアドバイスと一転、やさしい労いの言葉と励ましの言葉をかけてくれ、編集作業中の疲労感がいつの間にか、充実感に変わっている。映画祭後も、度々連絡が入り、海外の映画祭へのコンタクトもとってくれる。そういったコミュニケーションが、結局制作者側に次回作も頑張ろう、というモーチベーションを与える。

今年のプサン映画祭応募締め切りは7月下旬。
カレンダーにカウントダウンの数字を入れた。
編集作業には、昨年より3ヶ月早い12月中旬に入った。
結果はどうあれ、何事もどうせやるなら徹底的にやる方が面白い。

日本の映画界もスポーツ界同様、国家戦略に力を入れないと、どんどん世界から置いてかれてしまうだろう。

、、、なんて思いながらも、オリンピック???って感じのタイの雰囲気はやっぱりいい。スタジオに戻ってきた時の勢いと気持ちも、本格的な夏に入りそうなタイの熱さでどこかとんでいってしまって、今夜も又ビールを片手に、、、。

直井(バンコク)

タイ初上映終えました。

タイ上映初日を終えました。
来場してくださいましたみなさま、ありがとうございました。
そして今日の上映に関して、こころからお詫び申し上げます。

本日のバタバタ劇は以下の通りです。
13:10 上映5分前。映写室に急遽呼び出される。一ヶ月前に映画祭側に送ってあった上映用のテープ(DVカム)がNTSCで、PAL専用機では上映ができないと言われる。上映キャンセル?となりそうだったが、万が一、と思って持参していた予備のDVミニテープが再生可能とのことが判明。
13:30 ようやく上映準備が整い、上映前に舞台挨拶。
13:35 上映開始。映像が流れるが、音が出てこない。
13:40 音が出てきたが、字幕が出てこない。
13:50 字幕が出はじめる。ここで映像がストップ。最初から上映し直し。その後の上映では、音と字幕も出るが、映像は全面は出ない。そのまま最後まで上映。
15:00 上映終了。Q&Aの予定だったが、司会者が行方不明。時間も押していたので、予定していたQ&Aはキャンセルに。会場の外で質疑応答を受ける。
15:10 司会の方があらわれる。

という、波乱万丈な上映会でした。しかし、会場のお客さんはほとんどの方が、席をたたずに、辛抱強く最後まで映画をみてくれました。ありがとうございました。そして申し訳ございませんでした。

こんな上映会だったのですが、実は私にとってはこれまでのどの上映よりも感慨深い時間となりました。ちなみに続編「アンナの道」の内容は、前作以上に淡々と地味なもので、全くセンチメンタルな物語ではありません。「生きることとはどういうことか」アンナやポムに教えて貰ったことを私なりに解釈しまとめて作った映画です。明日、もう一度上映があります。もう一度、スクリーンを通してしっかりとポムとアンナと向き合ってきたいと思います。

今夜はこれから「居酒屋まり子」へ。店長まり子さん77歳。(真理子さん紹介記事)バンコクでの編集作業中、美味しいおにぎりや煮物を夜食用によく作ってくれました。まり子さんのおにぎりを食べた夜は、不思議と編集作業がはかどるのでした。まり子さん、本名武山真理子(芸名京峰マリ)。「ソング・オブ・サイゴン」(鳳蘭主演)の舞台のモデルとなった方でもあります。今はお店の近くの女子寮アパートに住みながら、毎晩深夜遅くまで居酒屋で働いている、スーパーウーマンです。

それでは、まり子ファンのバンコク在住のみなさん、今夜もトンロー(スクンビットSoi55)の「居酒屋まり子」で!地図はこちら
(酔っぱらって記憶を無くす前に、取り急ぎ、本日のお詫びとお礼のメッセージにて失礼します。)
直井
追記1:8日の上映も、DVミニ(英語字幕)での上映となります。ご了承ください。
追記2(11/8):映画祭での2回目の上映、無事終えました。結局DVミニでは画面調節が出来ず、DVD(英語字幕)での上映になりましたが、途中ストップすることもなく今日は問題なく上映が進みました。会場まで足を運んでくださったみなさま、ありがとうございました!
そして今日はプロのタイ語通訳、高杉美和さん
http://blog.goo.ne.jp/siratamako2005/のお陰で、Q&Aも滞りなくできました(司会者も今日はちゃんと準備してくれてました)。
来場者の中には、これまでずっとタイでお世話になってきた方々、そしてまり子さんの姿も!嬉しかったです。今夜はこれから「居酒屋まり子」で打ち上げです!

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プロフィール

chestpass

Author:chestpass
直井里予(なおいりよ)
1970年生まれ。博士(地域研究)/映像作家。京都大学東南アジア研究所機関研究員(2015年4月〜)。龍谷大学非常勤講師(2016年4月〜)。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士後期課程修了。1998年からアジアプレスに参加し、ドキュメンタリー映画『昨日 今日 そして明日へ 』(2005)や『OUR LIFE』(2010)などを制作。2011年から京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科に編入学し、『昨日 今日 そして明日へ2(第一部 アンナの道 ・完全版、第二部 いのちを紡ぐ) 』(2013)を製作。現在、ビルマ難民映画『OUR LIFE 2~夢の終わり(仮)』と『バンコク物語(仮)』を制作中。書籍に『アンナの道~HIVとともにタイに生きる』(岩波書店)がある。
Contact: info@riporipo.com

→公式ホームページ

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